内容
高血圧・高脂血症・糖尿病などの生活習慣病は、それぞれが独立した別の病気ではなく肥満、特に内臓に脂肪が蓄積した肥満(メタボリックシンドローム)が原因であることがわかってきました。これにより平成20年4月から健診によりメタボリックシンドロームやその予備群の人を見つけ出して改善と予防に向けた支援を行う保健指導に重点をおいた特定健診がはじまりました。健診を受ける場合は各保険者から郵送されてきた受診票、受診券や保険証を併せてお持ちください。
検査項目
特定健診ではメタボリックシンドロームに着目した以下のような検査を行います。
<必修項目>
★質問票(服薬歴・喫煙歴等)
★身体測定(身長・体重・BMI・腹囲)
★診察
★理学的所見(視診・触診・聴診)
★血圧測定
★検尿(尿たんぱく・尿酸)
★血液検査
・脂質検査(中性脂肪/HDLコレステロール/LDLコレステロール)
・血糖検査(空腹時血糖 又はHbA1c)
・肝機能検査(GOT/GPT/γ-GTP)
<詳細な健診項目>
一定の基準のもと医師が必要と認めた場合に実施します。
★心電図
★眼底検査
★貧血検査(赤血球数/ヘモグロビン/ヘマトクリット)
特定保健指導
特定健診の結果、メタボリックシンドロームに該当するとみなされた方を対象に保険者の指定する機関において特定保健指導が実施されます。保健指導実施機関については加入されている保険者にお問い合わせください。